書
三 + 左 + 幸
三「ねこといぬならどっち派だ」
左「また唐突な」
三「俺はねこ派だ」
左「左近はいぬ派です」
三「ねこだ」
左「いぬ」
三「ねこ」
左「いぬ」
三「にゃー!」
左「わん!」
三「にゃー!」
左「わん!」
三「めー!」
左「きしゃああ!」
幸「……あの・・」
三「む、幸村か」
幸「なにか乗り移ったんですか?」
左「いえいえいえいえ…恥ずかしいところを見られました…」
三「にゃー!」
左「わん!」
幸「まだ続けるんですか」
左「ハッ、つい条件反射で」
三「あの短時間でよく脊髄反射をマスターしたな」
幸「え? あ、そうだ。兼続殿から書を預かってまして」
三「お前パシられてるのか?」
幸「いえ、三成殿に丁度用事もありましたし」
左「…で、なんの書なんですか?」
三「ああいらんいらん。どうせアレだ」
左「あれ?」
三「最近ライオンを拾ったと聞いてな。そのことだろう。ノロケだノロケ」
幸「へえー、初耳です」
三「ああ、毎晩毎晩長電話に付き合わされるのだ」
左「あ、毎晩殿の部屋から一人で話す声が聞こえてきててちょっと心配だったんですけど違うんですね」
三「ああ、ひとりでは話さない」
幸「じゃあこの書は」
三「捨て置け」
左(辛辣だなあ…)
幸「わかりました。燃しておきます」
左「え?!ちょ、そんな!燃せまで言ってないじゃないですか!」
三「幸村、ちこうよれ」ちょいちょい
幸「なんですか?」てけてけ
左(なっ…、殴る…?!)
三「よくぞ以心伝心できたな」よしよし
幸「この幸村、感動のあまり憤死しそうです!」めそ
左「それでいいんですか本当に」
三「左近、俺は嘘をつくのが下手なのだ」
左「本心なんですね」
幸「じゃあこれは三成殿が夜にお仕事するときの灯りにしましょうね」びりびり
左「あああ…」(破っちゃった…、本当に読んでないのに…)
三「うむ。牛溲馬勃な男だと思っていたがたまには役に立つな」
幸「ぎゅ…ぎゅうしゅうばぼつ…?」
三「ああ、知らなかったか。兼続みたいな男のことだ」
左「それはないでしょう。辛辣すぎですよリアルに」
三「む、そうか。すまん、兼続」
幸「すまんです、兼続殿」
牛溲馬勃が変換で出なくて焦ったYO。マイナーなんでしょうか。
幸村は理数系っぽいイメージなので言語には弱そうです。でも文系にも見える。直江は直江状とかあるので文系です。
05/04